入学前のお子さんをお持ちの方は、本人以上に学校での生活が心配ではありませんか?
『ひらがなに興味がない』
『人見知りの性格』
『歩いて登下校できるか不安』
などなど心配はつきませんね。
でも大丈夫!
ひらがなや時計の読み方などの勉強に関しては、入学後に学校でちゃんと教えてくれます。
それに保育園児・幼稚園児から急に小学生になれるわけではないので、入学して初めの頃は難しいことはしません。
基本的な生活や時間割にそった行動を、徐々にできるように先生がサポートしてくれます。
それよりも入学後スムーズに通学できるよう、学校の基本的な生活を早めに練習しておくことが重要!
入学までにできるようにしておいてほしい生活習慣
①使ったものを元の場所に戻せる
②自分の持ち物が分かる
③自分の名前が言える
④衣服をひとりで脱いだり着たり
たたむことができる
⑤靴がきちんと履ける
⑥早寝早起き
⑦トイレにひとりで行ける
(行きたい時は自分で伝えられる・トイレ後はきちんと流して手を洗う)
⑧食事を20分くらいで終えられる
⑨返事やあいさつができる
⑩困ったことがあった時は、それを相手に伝えることができる
(泣くのではなく言葉で伝えること)
入学前にこれら全部ができなくても大丈夫。
ただ、知っているのか知らないのかで差がでます。
では確認していきましょう!
授業面での習慣
①使ったものは自分で元の場所に戻すこと。
小学校の授業では、教科書以外にもいろいろな教材を使います。
そして授業の前には、机の上に筆箱やノートの準備をしますね。
教室には児童それぞれのロッカーがあり、算数セットや鍵盤ハーモニカを片付けたりもします。
おもちゃなど『出したら戻す』を
習慣化しておくと良いですね
お片付け!の基本
②自分の持ち物が分かり
③自分の名前が言える。
ひらがなの読み書きはまだできなくても、自分の名前だけは読めるようにしておきたいところです。
入学準備の際に『持ち物すべてに名前を書く』というミッションがあります。
お子さんと一緒に記名の準備をすれば、これから自分が使う物が分かりますね。
④体操服のお着替えがあります。
短い休み時間に『ひとりで脱ぐ・着る・たたむ』をしなくてはいけません。
袖から腕を抜いて服を脱ぐと
ひっくり返す必要がないから
次に着るときにラクだよ!
わが家の息子さんは『たたむ』が
苦手で困ります…
⑤靴のかかとはつぶさずに、きちんと履く。
階段を使う移動も多いので、危ないです。
入学準備の失敗談は、こちらを参考にしてくださいね。
生活面での習慣
⑥早寝早起きの習慣。
小学校は登校時間が早い!
息子が通う小学校では〈7:35〉に登校班で集合をして〈8:05〉までに学校へ着くように歩きます。
息子は朝の準備に1時間ほどかかるので、起床は〈6:30〉です
そのため〈20:30〉には布団に入るようにしています
息子の場合は『幼稚園の登園時間』もバス通園のため早かったので、さほど変化はありませんでした。
急に早寝早起きをしようと思っても、なかなか体はついてこないので、少しずつ時間を早めて行動していきましょう。
早起きには、お気に入りの目覚ましを使うといいよ!
⑦学校でのトイレは、休み時間に済ます。
しかし急な腹痛など、どうしても我慢できない時に、自分から『トイレにいきたい』とはっきりと言えますか?
入学したての頃は、恥ずかしくて言えないかもしれませんね。
先生になんでも相談していいんだよ、ということをしっかり伝えておきましょう。
もちろんトイレが済んだら
『水を流す・手を洗う』などの
基本的なマナーもね!
⑧返事やあいさつをする。
先生は一人で35人ほどの児童をみています。
ひとりひとりに目を配るのは、大変ですよね。
返事をしてくれないと『聞いている?』『わからない?』と先生も不安になってしまいます。
あいさつはしてもされても、気持ちが良いです。
親が元気にあいさつをすると、子どもは真似をします。
お手本になれるよう、親も頑張らなくていけませんね。
ママの行動をしっかり見ているよ
わたしは知らない人とコミュニケーションをとるのが苦手ですが、あいさつだけはこちらからするように心がけています。
無理にそこから話題を広げる必要もないしね。あいさつだけでも気持ちが良いものです。
⑨食事は20分くらいで食べ終えられる。
給食の時間も時間割にそっているので、もちろん時間制限があります。
なるべく時間内に食べ終えられるようにしておきたいですね。
今は昔のように『食べ終わるまで帰さない』や『絶対残してはいけない』などの無理強いはなし!
安心してくださいね
でも嫌いな食べ物も、ひとくちはがんばるよ!残していいわけではないよ!
心身面での習慣
一番気を付けたいところは、子どもの気持ちについてです。
保育園・幼稚園では、先生が困ったことを解決してくれました。
泣いたって大目に見てくれます。だって幼児ですし。
そんな子どもたちが小学生になったんだからと、いきなりなんでもできるわけがありません。
できる子もいるけどね
泣いても問題は解決しないことを、話し合っておきましょう。
先生は泣いている一人だけにかまってはいられないので、ちゃんと言葉で伝えなければいけません。
保育園・幼稚園のコミュニティと、小学校のコミュニティは勝手が違います。
小学校は時間割にそって行動し、勉強をしますね。
同級生との関わり方も変わり、家に帰ってからも、宿題や次の日の準備があります。
そうとうなストレスですよね。
今まで求められていたことと、まったく違うのですから。
うまく折り合いをつけられるお子さんなら、大丈夫かもしれません。
しかし大半の子どもは自分が気付かないうちに、ストレスを抱えています。
昨日まではよくて
今日はなんでダメなの
入学式の日から、すぐ小学生の気持ちになれるわけではありません
息子は小学校ではとても良い子にしていて、騒ぐことも席を立つこともなく、先生には褒められることばかりでした。
しかし家に帰ってからはイライラし、物にあたり、泣きながらあばれる始末。
他の子とわたしがおしゃべりするのも、嫌がっていました。
学校で良い子にしているストレス。
我慢していた気持ちを、どう言葉で伝えていいのか分からず、あばれていたそう。
伝えられず、ますますイライラしていたんですって。
このイライラの原因が
分からなかったの…
わたしもどうしたらいいのか分からず、本当に疲れました。
しかし、もっと息子は環境に慣れるのに必死だったんですね。
そういう気持ちに気付いてあげられず、申し訳ないことをしました。
⑩困ったことがあっても、泣かずに、言葉で説明ができるようになるといいですね。
まとめ
『入学前にできるようにしておきたい10の習慣』をまとめました。
授業や生活のこと、親子ともに不安ですよね。
大人にとって常識でも、子どもにとっては理解できない事かもしれません。
入学前の生活の中で、少しずつ練習・確認していけるといいですね。
知っているというだけでも安心です。
我が家では早めに練習はしたものの、心がついてきてなかったようです。
『学校ごっこ遊び』もしてみましたが、実際に通ってみるとその差に戸惑いました。
入学前はそういった生活面や心の準備をして、学校は楽しいところだよと伝えてあげるのが大事。
勉強は、そのあとで大丈夫ですよ。
楽しい学校生活が
おくれますように
※2022年2月時点の情報です。
※この記事はプロモーションを含みます。