みなさんは、給食にどんな思い出がありますか。揚げパンや冷凍みかんなどの献立?それともみんなで楽しく食べた記憶ですか?
もしかして、掃除の時間まで給食を食べさせられていたツラい記憶?
学校給食は管理栄養士さんなどが、摂取カロリーや塩分などを細かくチェックして献立を考えてくれています。
子どもが興味を持てるような献立だったり、ご褒美給食の日があったり。

大人も給食たべたい!
この楽しい時間が、お子さんにとってツラい時間になってしまっては困りますね。
そこで学校給食が始まる前に『伝えておきたい事・困ってしまった事』をまとめましたので、ぜひ参考にしてくださいね。
・保育園、幼稚園がお弁当だった
・好き嫌いが多くて食べられるものを
食べさせてきた

そんな保護者の方への記事です
『食べること』に興味があって、これまで問題なく食事がとれてきたお子さんは、学校給食は楽しい時間になると思うので心配はいりませんよ。

大丈夫!
学校給食
小学校へ入学すると、すぐに給食が始まります。保育園や幼稚園で先に経験しているお子さんもいますね。
園での給食はグループごとに先生が付き、できないことがあっても失敗しても、先生がなんとかしてくれます。

先生が大学いもをフォークで
刺してくれてたよ!
『お弁当持参』だった保育園・幼稚園のお子さんにとっては、初めての給食になりますね。
小学校での給食時間
まず給食の時間が決まっています。なぜなら学校の授業は、時間割に沿って動いているからです。
限られた時間で、給食を食べ終えなくてはいけません。

食べる時間は約20分です
そして、給食当番があり配膳や片付けまでをみんなでやります。食べ物を落としてしまった時なども、自分で処理をしなくてはいけません。
自立を促すため、自分でできることは自分でやります。

先生が見守ってくれているけど
基本的には自分で!
アレルギー除去食のお子さん以外は、みんな同じものを食べますね。好き嫌いの多いお子さんはここで不安になります。
できなくても食べられなくても、怒られはしません。しかし入学前の説明会では、いくつか注意がありました。
・箸を正しく持つ
・好き嫌いをせずに何でも食べる
・こぼしたら自分で拭く
・20分くらいで食べ終われる

ぼく食べるの遅いの…

息子は入学前にできるようにならなかったので、給食は『ツラい時間』に…
保育園・幼稚園と小学校では生活が大きく変わります。
給食で困ったこと4つ
息子は繊細さんで環境の変化に弱いので、少し過保護に育ててしまったところがあります。1人っ子なのも関係あるかもしれません。
親がなんでもしてあげていたことが多く、息子の自立の邪魔をしてしまったことを後悔しています。
好き嫌いが多く、家の食事では食べられるものを食べさせていました。幼稚園は給食でしたが、他の子の目を気にして、無理して食べていたようです。

そんなこと?と驚かせてしまうかもしれませんが、この『そんなこと』がむずかしかったのです
①フルーツの食べ方
【みかん・ブドウなどの皮の剥き方】
なかなか幼児の手では剥きづらいかもしれませんが、練習はしておきましょう。家では皮を剥いてあげてから、一粒ずつ渡していました。

過保護!

ブドウの種は食べずに出す
ということも教えておらず…
給食の献立には、みかんやブドウなどのフルーツが登場します。
ブドウも皮付きのまま食べられるものもありますが『こうやって食べるんだよ』ということは教えておきましょう。
もちろん種があることもね!
②容器のフタの開け方
『プリンやゼリーの容器のフタの開け方』

給食でフタが開けられなくて
デザートが食べられなかった

先生に開けてもらえばいいじゃん

恥ずかしくて言えなかった…
がんばって給食を食べたのに、楽しみにとっておいたデザートが食べられない。しかもフタが開かなくて…。悲しいですよね。
入学したての頃は、自分から先生に話しかけることを恥ずかしいと感じるようです。
自分でできることを増やしておきましょう。
③個別包装のビニール袋の破き方
『麺・ジャム・岩のりなどのビニール袋』
ラーメンやうどんの時は、麺とスープが別々に配膳されます。
食べ方はもちろん、麺の袋を破くことができなかったよう。「ギザギザのところを前後にひくんだよ」と教えてはいたのですが、実際にやってみるのは難しかったみたいです。

お菓子などの袋を破くときは
お子さんにやってもらい練習
しましょう
④経験したことのない食べ物
息子は『食べられるものしか食べてこなかった』ので、小学校での給食は食べたことがない献立ばかりでした。

もちろん食べてもらえるように
野菜を細かく刻んだりなどの
努力はしましたよ

肉も嫌い
一生懸命作った料理も食べてもらえず、わたしがイライラして家の雰囲気が悪くなるくらいなら『家では食べられるものを食べてくれればいいや』という考えに。

幼稚園の給食は
きちんと完食していたので…
しかし結果的には学校給食で困ることに。
食物アレルギーがなければ、いろいろな食べ物を経験させてあげましょう。
息子はエビフライを食べたことがなかったので、どこまで食べられるのかが分からず、エビの尻尾まで食べていました。

尻尾は食べられないことはないんだけど…残していいんだよ
わが家のカレーは、お米で食べます。給食で『ナン』が出た時は別々に食べたそうです。

ナンに付けて食べるんだねー!
知らなかったよ
大人にとっては当たり前のことでも、子どもには理解しにくいことが多いです。

魚には、骨があることも忘れずに!

食べちゃった…
学校給食を楽しむために・まとめ
わたしが過保護にしてきてしまったために、小学校入学後の給食は、息子にとって『楽しい時間』ではありませんでした。
以前は、給食の時間には机をくっつけてグループを作り、みんなで食べていましたね。
ですので、分からないことがあれば周りをみたり、気軽にお友達に聞いたりして対処することができました。
しかし今は机を付けず、個別に前を向いて黙食となっています。入学したばかりの頃は先生に頼みづらかったり、聞きにくかったようです。

今はもう慣れた!

わたしの過保護ぶりをさらしてしまいましたが、お子さんが『楽しい給食の時間』を過ごせるように願っています!
給食を楽しい時間にするために『これくらいはできるだろう』と思わずに、小学校入学前から練習・確認しておくことをおすすめします。