子どもの休日や、学校が長期お休みの時などに、どう過ごすかは悩みのタネですよね。
なにをする?どこに連れて行く?
もう、子どもが家に居るの限界!
家にいるとゲームばっかりなの!
そんな時は無料で学べて、子どもも大人も楽しめる【地図と測量の科学館】がおすすめです。
茨城県にある『科学の街つくば』の施設を紹介するよ!
早い時間ならそんなに混みません
科学の街つくば
【科学の街】として、研究施設や大学などが集まる茨城県つくば市中心部は、日本の最先端の科学技術が集結した、サイエンスシティです。
昭和60年に開催された『科学万博つくば’85』は大盛況でした!
このサイエンスシティには、10か所の常設展示場を含む、約50か所の見学可能な研究機関が点在しています。
つくば市では、施設や科学館をめぐる『サイエンスツアーバス』の運行も。
今回ご紹介する【地図と測量の科学館】も、その中のひとつです。
筑波実験植物園は前に行ったね!
地図と測量の科学館で学ぶ
さて、国土地理院に隣接した『地図と測量の科学館』は、地図や測量に関する歴史、原理や仕組み、新しい技術などを総合的に展示する施設です。
地図と測量の展示をする施設は
日本初だそう
ゲーム感覚で地図や測量を学べるように工夫されていて、子どもはもちろん大人でも楽しめます。
地図や測量をテーマとした企画展も、たまに開催されていますよ。
入館は無料!
検温をして、受付を済ませます。
入口にコース別のパンフレットが置いてあるので、活用してくださいね。
〈お子様向け見学コース〉
所要時間:約60分
フリガナがふってある案内図
子どもが自分でみながらゲーム感覚で楽しみながら進めるコース
〈一般向け見学コース〉
所要時間:約60分
地図や測量について少し詳しく書いてある案内図
大人向けの学べるコース
〈じっくり見学したいモデルコース〉
所要時間:90~120分
地図や測量に関する歴史まで、かなり詳しく解説がされている案内図
自由研究ばりのコース
わが家はもちろん
〈お子様向けコース〉で!
地図と測量の科学館1F
入館してすぐ目に入るのは、床一面の日本列島。
標高差で色分けがされていますね。
これを赤青メガネで見ると…。
赤青メガネで空中散歩
赤青メガネを使って日本地図の上を歩くと、地形が立体的になります。
まるでガリバー気分ですね。
山を踏むのがこわくて
歩くのむずい
この日本列島空中散歩マップは、『10万分の1』の陰影段彩余色立体図です。
1mが100kmになるので、身長150cmの人は上空150kmの宇宙から、大地を見ていることになります。
たしかにちょっと怖い!
赤青メガネは貸し出しなので、使い終わったら戻しましょう。
『タッちず』で空中写真を見てみよう!
『タッちず』は、国土地理院のホームページで公開している、ウェブ地図「地理院地図」のデータです。
タッチパネルで操作します。
自分が住んでる街の空中写真をみたり、過去の地図を調べたり、子どもでも操作が簡単。
楽しみながら、地図に興味が持てますよね。
ぼくの家の場所は
むかし畑だったみたい
そして茨城県民大好きな
『顔出しパネル』は
伊能忠敬さんですね!
伊能忠敬(いのうただたか)
1745年~1818年
55歳から72歳になるまでの17年間、日本全国を歩いて測量し73歳で亡くなる。
その3年後の1821年に、弟子たちが日本全国の地図を完成させた。
江戸時代に日本中を測量してまわり、初めて実測による日本地図を完成させました。
彼が歩いた道や、泊まった所を調べることもできます。
地図記号あてクイズ
その名の通り、地図記号を当てるクイズ。
記号のパネルをめくると、答えがわかります。
これおもしろい!
ママも勉強したはずなんだけど
すっかり忘れてるなー
まだ地図記号を学校で習っていない息子でも、記号と写真に共通する形を見つけるのが楽しかったよう。
記号を見て、これあの形に似てるな!とかね。
希望者には、地図記号を探して歩くクイズラリーもあるよ!
地図記号のシールもらったー
1歩で距離を測る
施設の中には、国土地理院で作成する一般地図や主題図などのギャラリーもあります。
この長い通路を利用して、歩測の体験をすることができますよ。
『歩測』は歩いて距離を
測ることです
自分の歩幅も測ってみるよ
地図と測量の科学館2F
2Fは常設展示室になっています
- 測量の通史
- 地図の通史
- 古地図コーナー
- チャレンジコーナー
- Webコーナー
測量の歴史
昔の測量機から現在の測量機、立体図化機などが展示されています。
大人気の「大地からのコール」は、雷鳴や川のせせらぎ、鳥の鳴き声などの自然の音を聴くことができますよ。
測量との関係は
よくわからなかったけど…
実際に触れて体験することも。
地球儀のまわしすぎ注意です!
手…挟んだ
目測で高さと距離あてゲーム
これがけっこう難しい!
『目測の天才』は目で見て、長さや距離、角度を測るゲームです。
ゲームの機械がある位置から、青いポールについているランプを目標に、距離や高さを予測します。
自分が思っているよりも、遠かったり低かったり…。
わたしも夢中になってしまいました。
PCで地図クイズ
パソコンを使って、ゲーム感覚で地理を学ぶことができる『地図クイズチャレンジコーナー』は、簡単操作で子どもがひとりでも遊べます。
パソコンの横には、アルコールティッシュ。
気づかいがうれしいですね。
子どもが夢中になっている間に、大人は休憩スペースでひと休み。
ここから屋外の展示物が見えるよ
測量用航空機『くにかぜⅡ』
ここにも顔出しパネル~!
『くにかぜⅡ』は測量用カメラを載せた、二代目測量用航空機。
細かい機械には触れないけど、操縦席に座って体験することができます。
科学館ミュージアムショップと休憩室
国土地理院が刊行した地形図や地勢図、地図や測量に関する書籍やグッズが置いてあります。
ここでしか買えないお土産も。
お菓子もあるよ!
かき氷は…ないか
入口右側がミュージアムショップで、左側が休憩室になっています。
休憩室は飲食OK!
子ども用の分かりやすい地図から、仕事で使うような細かい地図まで、豊富なラインナップ。
お菓子コーナーでは、地図と測量の科学館オリジナル商品の、地図記号クッキーや茨城県産のカステラを販売。
新商品の『日本列島ディッシュ』が気になる~!お皿かな?
本物の地形図を、そのままメモの素材に再利用した『マップメモ』は、売上ランキング第1位で大人気。
地形図に使われた良質な紙で、しっかりと作られています。
しかも、税込み100円のお得さ!
裏面はそのまま地形図だから
そっちの方がぼくは面白いよ
屋外の展示物
地図と測量の科学館は、屋外にも展示物があります。
施設1Fの『タッちず』横から『地球ひろば』へ。
地球ひろばの日本列島球体模型にのぼって、地球の丸さを体験してみましょう。
日本の海は、領海と排他的経済水域(EEZ)を合わせると、世界で6番目の広さになるんですって。
初代くにかぜ
空から写真を撮るために使っていた『くにかぜ』は、国土地理院の初代測量用航空機です。
1960年~1983年に使用されていました。
実際に使用されていた
航空機だって!
機体中央にカメラが設置されているので、下からのぞくとカメラのファインダーが見えますよ。
2010年からは『くにかぜⅢ』が活躍。
『くにかぜⅡ』は
屋内2Fにあったね!
地図と測量の科学館まとめ
『地図と測量の科学館』は、無料でたくさん学べて、子どもだけでなく大人にも魅力たっぷりの施設です。
最初は地図に興味がなかった息子も、実際に自分で触れて体験してみて体を動かし、とても楽しかったようです。
目測のゲームと赤青メガネが
おもしろかった!
知らず知らずのうちに
勉強してたんだよ
『科学の街つくば』には、まだまだたくさんの学べる施設があります。
子どもとの過ごし方に限界を感じたり、どこに行こうか迷った時には、ぜひお越しくださいね。
〈地図と測量の科学館〉
茨城県つくば市北郷1
開館時間9:30~16:30
入館無料
※2022年8月時点の情報です。
※この記事はプロモーションを含みます。