乳歯が抜けると、昔は屋根や縁の下に投げて、きれいな歯が生えてくるよう、おまじないをしましたよね。
でももしかしたら、その小さな乳歯が将来の役に立つかもしれません。
成長の記録として残すのはもちろんのこと、未来のためにも、捨てずに保管しておくことをおすすめします。
乳歯が抜けたときのおまじない
5歳頃になると、子どもの歯(乳歯)から、大人の歯(永久歯)に生え変わる時期になります。
個人差あります
乳歯が抜けると、日本では
『下の歯は屋根の上』
『上の歯は床下』
へと投げる風習がありますよね。
続いて生えてくる永久歯が、その方向へちゃんと生えてくるようにと願う、おまじない(*’▽’)
また「健やかな体に育つように」との思いも込められています。
昔ながらの風習ですが、最近の住宅事情ではなかなか難しいのが現状です。
実は世界各国にも、抜けた乳歯に対するおまじないがあります。
ヨーロッパでは、抜けた乳歯を枕元に置いて眠ると、妖精がやってきて、乳歯とコインを交換してくれるんですって。
トゥースフェアリーっていうよ
子どもが朝起きると、枕元には乳歯の代わりにコインが!
サンタさんみたい!
このコインは、貯金やおこづかいとして、大切にするそう。
妖精はきれいな歯しか持って行かないという言い伝えがあり、それが虫歯予防にも貢献しているんだとか。
虫歯だとコインと交換して
くれないかもね
エジプトやナイジェリア、リビア、サウジアラビアなどの中東、アフリカでは、抜けた乳歯を太陽に向かって投げるそうですよ。
抜けた乳歯を保管するメリットとは
昔の風習も大切ですが、マンションやアパートでは、なかなか難しいですよね。
一戸建てでもご近所の目があり、抜けた乳歯を投げたりできないのが現状。
普通に捨てるしかないか…
もし捨てる場合、一般家庭なら基本的に燃えるゴミでOKです。
歯科医院では、医療用廃棄物として処分します。
でも抜けた乳歯は、未来のためにも処分しない方がいいんです!
抜けた乳歯を成長の記録として保管
最近は成長の記録として、抜けた乳歯を保管する人も多くなっていますよね。
へその緒みたいにね
乳歯専用のケースは、抜けた日付やメッセージを書き込めるものが多く販売されています。
抜ける乳歯は、全部で20本。
大切に取っておいて、子どもと思い出話をするのもいいですよね。
ただ、子どもによっては「気持ちが悪い」と思う子もいるんですって。
お子さんに確認してみましょう。
断られたら内緒で保管して、将来必要なければ、わたしのお棺にでも入れてもらおうかな
( *´艸`)
抜けた乳歯を未来のために保管
乳歯を保管するメリットは、他にもあります。
実は乳歯には、再生医療に利用できる『歯髄幹細胞』が入っています。
歯髄幹細胞は分裂する能力が高いため、再生医療に適していると考えられているんですって。
将来病気やケガをした際に、幹細胞を活用した治療が受けられる可能性があります。
たった1本の歯から、複数回の治療に必要な幹細胞を確保できるそう。
もし歯髄幹細胞をきちんと保管したいなら、幹細胞の保管を行っている専門機関に預けます。
ただし費用がかかるので、かかりつけの歯科医院に相談してみるといいでしょう。
市販の保管ケースでは、「洗浄・保管」の点が衛生的に問題です。
市販のケースで保管していた乳歯の細胞を、再生医療に利用できるのかは、現在難しいとされています。
今はね
しかし、医学は日々進歩していますよね。
子どもが大きくなった頃には、市販のケースで保管していた乳歯が、役に立つかもしれません。
抜けた乳歯を保管するには
抜けた乳歯を、自宅で保管する場合は、しっかり洗浄と消毒をする必要があります。
きちんとした処理をせずに、抜けた乳歯を保管すると大変なことに(-“-)
白い歯が着色してしまうだけでなく、カビなどの雑菌が繁殖する原因にもなるんですって。
- 汚れを落とす
- 消毒
- 洗浄
- 乾燥
きちんと処理せず虫が湧いた
なんて話も
一般的には、乳歯専用のケースに入れて保管します。
乳歯保管ケースおすすめ
日本は、高温多湿の環境ですよね。
乳歯の長期保管には、桐の木箱がもっとも効果的なんですって。
桐の木には抗菌作用があって、湿気にも強いと言われています。
名入れ乳歯ケースのティース君
桐の木から丁寧に削りだして作られた、歯の型の乳歯ケースです。
しっとり・つるつるした手触りと、丸いフォルムが優しい雰囲気。
マグネット付きの内フタで、歯がこぼれにくくなっています。
希望により、名入れもできますよ。
ベルメゾンの乳歯ケース
キュートなディズニーキャラクターデザイン。
焼き型を入れたシンプルなデザインが、大人可愛いです。
お孫さんや、親戚へのプレゼントにもOK!
防虫効果や、耐久性に優れている桐箱が使われています。
乳歯が抜けた日付も、書き込めますよ。
メモリアルボックス
乳歯ケースとへその緒ケースが、セットになっています。
高級桐天然木を使用しているので、虫がつきにくく、長期保管に最適。
母子手帳や、思い出の写真も収納できます。
職人が、丁寧にひとつずつ作っているんですって。
子どもが安心して使えるように、汚れや木のトゲ、ささくれがないよう何度もチェックされています。
へその緒が一緒に収納できるので、出産のお祝いにも喜ばれそうですよね(*’▽’)
まとめ
子どもの乳歯が抜けたら、捨てないで保管しておくことをおすすめします。
もしかしたら、将来の役に立つかもしれません。
必要なかったら、それはそれでOKですし(*’▽’)!
成長の記録として、思い出として保管するのもいいですよね。
※2024年2月の情報です。
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