茨城県にも、宝くじの当選ご利益に強い神社があるのをご存じですか?
今回は関東最古の八幡さま【大宝八幡宮】をご紹介します。
宝くじ祈願はもちろんですが、開催中の『あじさい祭り』も楽しんできました。

風鈴の絵付け体験もしてきたよ!

「だいほうはちまんぐう」と読みます
2023年『あじさい祭』
6/17㈯~7/2㈰
関東最古【大宝八幡宮】

関東最古の八幡宮と伝えられている【大宝八幡宮】は、茨城県下妻市にあります。
大宝元年(西暦701年)、藤原時忠公が筑紫(大分県)の宇佐神宮を勧請したのにはじまります。

勧請(かんじょう)とは離れた場所にいる神様や仏様を、自社や地元地域に迎えることです
大宝という年号は、この年に対馬で初めて国産の金が産出し朝廷に献上され、「大きな宝を得た!」と喜ばれたことから改元されました。
現在はその名前に由来し宝くじ祈願の神社として、全国から人々が訪れています。

わが家もそのうちのひとり

もし宝くじが当たったら、住宅ローンを完済して、教育資金と老後の安心のために貯金して…フフフ
また大宝八幡宮の境内は、国指定の大宝城跡でもあります。平安から南北朝時代にあった大宝城は、大宝沼に囲まれた、三方断崖の要害の地でした。
大宝八幡宮をお参りしよう

さて、大きな鳥居『三ノ鳥居』をくぐって参道に出ると、左手に『相撲場』が見えます。

ここでお相撲するの?
この相撲場は『御創建壱千参百年祭』を記念して建てられました。筑波山の土を使用して作られた本格的な土俵で、両国国技館の土俵と同じ大きさだそうです。
毎年6月に高砂部屋が合宿稽古をおこなっています。

朝稽古の見物ができたり、会員さんにはちゃんこが振る舞われたりするんだって!
随身門

あじさい祭がおこなわれている期間だったので、『随身門』には和傘の飾り付けが。和傘の下にライトが仕込んであったので、暗くなるとライトアップされるのでしょうか。

ライトアップは見たいけど、子どもが一緒だと夜はなかなか出歩けないよね
随身門は、昭和天皇御座位六十年を記念して建立された神門です。
手水舎と七福神


お参りの前に手を清めるよ
手水舎と七福神にも、あじさいが飾られていますね。
大宝八幡宮拝殿

では大宝八幡宮拝殿で、お参りしましょう。
宝くじが当たりますように!
(欲望があふれる…)

和傘がステキで欲しくなっちゃった
あちこちにあじさいが飾られていて、とてもいい時期に来れました。
茅の輪くぐり

6月と12月には大祓(輪くぐり)が行われます。
大祓は清らかな気持ちで生活にいそしむよう、心身の穢れ・災厄の原因となる罪を、祓い清めるためにおこなわれます。

6月の大祓を『夏越の大祓』というよ
茅を束ねた『茅の輪』を参道に設け、無病息災を祈りつつ三度輪をくぐります。
- 1回目「水無月の夏越の祓いする人は 千歳の命のぶというなり」
と唱えながらくぐり、左へ回って茅の輪の前に戻る
- 2回目「思ふ事みなつきねとて麻の葉を きりにきりても祓ひつるかな」
と唱え右へ
- 3回目「蘇民将来 蘇民将来…」
と唱え左に抜けて終わり

ちょっと覚えきれない…

不届き者が!

灯籠のまわりにもあじさいが。
器に入って涼しげですね。

インスタ映え!

風鈴可愛すぎ!
さざれ石と重軽石

手水舎の近くには『重軽石』があります。石の重さは常に変わりませんが、参拝の前と後では重さの感じ方が変わるようです。
参拝して願いや悩みを聞いてもらい、心が軽くなったら石も軽く感じるのでしょうか。
ぜひ試してみてくださいね。

重さ変わらなかったよ?

悩みなさそうだもんね
国歌に歌われている『さざれ石』も。さざれ石の学名は石灰質角礫岩で、全国各地の石灰質の山や谷で産出されます。ここの石は国歌発祥の地といわれる、岐阜県の山中にあったものだそうですよ。
風鈴絵付け体験


せっかくなので、風鈴の絵付けも
体験してきました!
風鈴の絵付け体験は、8月に行われる『風鈴祭り』へ参加することを条件に、体験することができます。
出来上がった風鈴はお祭り開催中に飾られ、終了後に引き取ります。

飾ってもらう場所も、空きがあれば希望できるよ!
絵付け体験の料金は、風鈴代のみで1個200円です。拝殿横の社務所で受け付け後、奥の御祈祷控室で絵付けします。
テーブルにペンなどが置かれているので、好きなように絵をかいてOK。子ども大喜びです。
大宝八幡宮本殿と祖霊殿

参道の正面にあるのが『大宝八幡宮本殿』だと思っていたら、『拝殿』の裏の建物が本殿でした。右の写真は『祖霊殿』です。

『本殿』の写真が撮りづらかったので、とりあえず案内板だけでも…
夫婦石と夫婦檜

夫婦和合の象徴として良縁を導くご利益がある『夫婦檜』は、二本の檜(連理木)が根元で結ばれています。
また根元にある『夫婦石』も二対になっていて、撫でることで子授け、夫婦円満の御利益があるそう。

仲良しだね!

ほかにもカエルの石像や、大正天皇御即位記念樹の『大王松』があったり。

カエルの背中には子どもカエル!
何匹いるか数えてみてね
『あじさい祭』の会場へ

さて『あじさい祭』開催中ということで、社務所の脇道から、あじさい神苑まで歩いてむかいます。

このあじさいが植えられている場所は、もともとお城だった時に、敵の侵入を防ぐために作られた土塁です。
現在は土塁の跡地にあじさいを植え、観賞できるようになっています。
休憩できるスペースもあり、ゆっくり楽しむことができますよ。
『えびすや』で厄除けだんご


最後は『えびすや』で厄除けだんごをいただきましょう!
『えびすや』では、お食事はもちろん、下妻名産のお土産もおいてあります。

かき氷食べたい…


『厄除けだんご』を食べて
災厄を避けよう!
八万太郎義家が奥州征伐のため、大宝八幡宮に先勝祈願した時に献上されたのが団子。
心身を清浄に保ち、災難、災いがおきないよう以後『厄除けだんご』と命名されたそうです。
茨城産のお米、北海道産の小豆を使用して作られた『厄除けだんご』は甘さ控えめ、団子も歯切れよくコシがあります。

実はあんこが苦手なのですが
くどくなくパクパクいけました!
大宝八幡宮まとめ
宝くじ祈願やら厄払いと言いつつ、遊びに行ってだんご食べただけのような…。

風鈴の絵付け楽しかった!

宝くじも当たりますように!
大宝八幡宮の敷地内には保育園や学童クラブもあって、地元に密着した身近な神社です。駐車場も無料なので、お食事でもお散歩でも気軽に行けますね。
茨城県にお越しの際や金運をアップさせたい方は、ぜひ寄ってみてくださいね。

神社やお寺に行くと、その時代の背景や人物が気になりませんか?日本の歴史の勉強は、まんがで読むとスイスイ頭に入ってきますよ。小学生から高校生までおすすめです!

大人ですが、わたしも読みました!
【大宝八幡宮】
茨城県下妻市大宝667
TEL 0296-44-3756
※記事の内容は2022年に書かれたものです。