子どもも大人も夢中になる、ポケモンカード。
親子で一緒に楽しんでいるご家庭も、多いですよね。
キラカードを集めたり、友達とバトルしたりする姿は、見ていて微笑ましいです。
でも、その小さなカードが、思わぬトラブルのきっかけになったことありませんか?
「カードがなくなった!」
「友達との交換で納得がいかない…」
小学生の子を持つ親なら、一度は経験したことがあるかもしれない、そんなモヤモヤ。
今回は、実際にうちの息子が経験した『ポケモンカードトラブル』を例に、具体的な対策を一緒に考えていきましょう(*’▽’)!

息子が経験したポケモンカードトラブル
ポケモンカードに、今さらハマってしまった小5息子。
おこづかいを握りしめては、カードショップへGO!
あっという間に、1000枚を超えるカードの山ができました。

まだ始めて半年よ?
放課後になると、公園に友達と集まっては、楽しそうにポケモンカードゲームをしています。
でも、そんな中で、いくつか困った問題が浮上してきました。
【トラブル1】等価交換じゃない!ずるい交換要求
ポケモンカードって、びっくりするような高値でやり取りされてる、レアカードもあるんですよね。
みんなが欲しい人気のカードはもちろん、レアカードを引きたくて、ついつい新しいパックに手が伸びちゃう気持ち、よく分かります。
そして、意外と小学生って、ノーマルカードからレアカード、それぞれの価値をちゃんと知っているんですよ。

このカード高く売れるんだよ!

へぇ…
興味がないと、全く分からないんですけどね(*’▽’)!
「このカードとそのカード、交換しよう」
友達とのカード交換は、トレーディングカードの魅力の一つです。
でも、レア度が全然違うカードと交換させられたり、誰も使わなそうなゴミカードを押し付けられたり…。
「それってずるくない?」と感じるような、交換をしてきたことがあったんです。
息子も断れればいいんだけど、友達がゴネたりすると、つい折れてしまうらしくて。

だって交換できないと
泣くんだよ…

えー…もう小5なのに…
「なんで断れないの?」って言いたくなる気持ち、よーく分かります。
でも、子ども同士の人間関係って、なかなか複雑なんですよね。
【トラブル2】盗難?カードがなくなった!
みんなでポケモンカードを持ち寄ると、起きるのが「あれ?僕のカードがない!」という事態。
友達のカードと混ざっちゃったり、ひどい時には盗難ではないかと疑うようなことも…。
「盗った」「盗られた」
友達を疑うしかないような場面は、親としても心がざわつきますよね。

証拠もないし…
そもそも親も「うちの子がどんなカードを何枚持っているか」なんて、はっきり言って把握できていません。

1000枚以上把握するなんて
無理だよ
他のママ達にも、ポケモンカードの管理をどうしているか聞いたら、やっぱり把握していないみたいでした。
中には「パパに任せているからノータッチ」というママも。
でも、実際にトラブルが起きた時に対応するのは、ママが多いはず。
友達を疑うのも嫌だし、息子にその気がなくても加害者側になることだってあります。

間違って持ってきちゃった…
本当にトラブル続きで困っちゃいました。
トラブルにならないために親ができる対応策とは?
こんなモヤモヤしたトラブルを、少しでも減らすために、わが家で実践している対策をいくつかご紹介します。
お子さんとも一緒に話し合いながら、できることから始めてみませんか(*^^*)?
対策1:「見える化」で管理する
「どんなカードを持っているか分からない」というのが、トラブルの元凶の一つ。
まずは、子どもが持っているポケモンカードを把握することから始めましょう。

ポケモンカードが増える前に
すぐやろう!
たとえば…

バインダーで整理しているよ
…一応

ファイルやバインダーにカードを収納しておけば、何を持っているか一目でわかります。
すべてのカードのリストを書き出すのが難しければ、レアカードだけでもいいので記録に残しましょう。
これだけで、紛失や盗難があった時に、どのカードが無くなったのか、気づきやすくなりますよ(*’▽’)!
きちんと記録しておけば、何かあっても「自分のカード」だと証明できるかもしれません。
対策2:名前を書いておく
名前を書くのは原始的な方法ですが、意外と効果的なんです。
でも、カード本体に直接名前を書くのは、ちょっと抵抗がありますよね。
とくに、売却する可能性がある場合は、なおさらです。
そんな時におすすめなのが、スリーブ(透明なカード保護フィルム)を活用する方法。
スリーブとは、カードを保護してくれる透明な袋のことです。
ポケモンカードのサイズに合わせて、ソフトタイプやハードタイプなど、いろいろな種類があります。
このスリーブの目立たない場所に、名前を小さく書いておきましょう。

お名前シールとかを活用してもOK
カードも傷つきにくく、他の子のカードと混ざってしまった時でも、誰のカードかすぐに判別できます。
「誰のカードかわからない」というトラブルを減らすための、一番手軽で有効な方法かもしれません。
ちなみに、うちは、すでに1000枚以上あった状況で、スリーブをかけるのは本当に大変でした( ;∀;)
なので、お子さんがポケモンカードを集め始めたら、ぜひ早めに対策を始めることをおすすめします!
対策3:大切なカードはデッキシールドに
レアカードやお気に入りのカードは、デッキシールドに入れて、大切に保管するのがおすすめです。
デッキシールドは、通常の透明なスリーブ(カード保護フィルム)よりもちょっと厚め。
しかも、しっかりした質のものが多く、裏面にポケモンなどのキャラクターが描かれています。
推しのキャラクターのデッキシールドに入れてあげれば、きっと大喜びするはず!

推しはポッチャマです
一目で自分のカードだと分かるし、他の友達のカードと混ざりにくくなるメリットもあります。
トラブルを防ぐために、ぜひ活用してみてくださいね。
対策4:自宅以外には持ち出さない
自宅以外に持ち出さないのが、一番根本的な解決策かもしれません。
持ち出す機会が減れば、トラブルに巻き込まれるリスクはぐっと下がります。
とくに高額なカードや、子どもが大切にしているカードは、自宅で楽しみましょう。

買ったカードを友達に
見せたいんだよ…
どうしても持ち出したい場合は、最低限の枚数に絞って「失くしても後悔しないカードだけにする」というルールを決めるのも良いかもしれません。

家の外に持ち出すカードは、デッキケースに入れて持ち運ぶようになりました。
持ち出すカードの種類や枚数は、息子自身で管理しています。
こうすることで、万が一失くしてしまっても、息子なりに納得できるようですよ。

バトルができる最低限の枚数で
無難なカードが入っている
対策5:交換は必ず親の前で行う
親の目がある場所でのカード交換は、トラブルを避ける上で、とても有効な手段になります。
子ども同士だと、交渉がうまくいかなかったり「ずるい」交換に流されてしまったり…。
本当に交換して良いのか、子どもの気持ちをしっかり聞き、カードの価値を一緒に確認すれば、後悔のない交換ができるはずです。

毎回交換に立ち会えないよ…
毎回は難しいですよね…。
でも、高額なカードや、大切にしているカードの交換の際には、ぜひ立ち会ってあげてください。
そうすれば、あとでモヤモヤすることも減るはずですよ。
だって、考えてみてください(*’▽’)!
自分のおこづかいや、わたしたち親が買ってあげたポケモンカードは、友達のために集めているわけじゃありません。
ちなみに、以前、友達の親御さんから「カードの交換をしに行ってもいいですか?」と夜に連絡が来たことがあって…。
それはちょっと非常識かな、と思ったことも…(苦笑)
それくらい、ポケモンカードの交換って、親も巻き込むデリケートな問題なんですよね。
まとめ
小学生のポケモンカードトラブルは、本当に頭を悩ませる問題ですよね。
子どもたちは純粋に楽しみたいのに、トラブルに巻き込まれるのは、見ていて辛いものです。
お子さんと一緒に話し合いながら、できることから少しずつ始めてみてくださいね。
何より大切なのは、子ども自身が「自分のカードは自分でしっかり管理する」という意識を持つこと。
そして、嫌なことや納得できないことに対しては「嫌だ」とハッキリ意思表示できる勇気を持つことです。
子どもたちが安心してポケモンカードを楽しむには、小学生の間はまだ、親のサポートが必要のようですね…(*’▽’)