ウェブサイトやアプリの発展には、ユーザーの行動を正確に把握し、それに基づいた意思決定が欠かせませんよね。
そこで登場するのが、AI搭載の行動分析ツール『Amplitude(アンプリチュード)』です。
アンプリチュードを使えば、専門的な知識がなくても、簡単に分析OK。
この記事では、アンプリチュードの特長やベネフィットを解説していきます。
アンプリチュードとは?ユーザー軸の行動分析ツール
アンプリチュードとは、世界の各企業などで導入されている『ユーザー行動分析ツール』です。
Amplitude(アンプリチュード)について
アンプリチュードは、米国においてサービスが評価され、2016年「Forbes 2016 Cloud 100」の注目株20社に選ばれました。
日本では、2019年9月に拠点を設け、ビジネス展開を開始。
パートナー企業とともに、導入から運用までのサポートが行われているそう。
全世界で30,000社以上の導入実績があり、NTTドコモ、Microsoft、Dropbox、Paypal、Under Armourなどのグローバル企業が利用しています。
Googleアナリティクスなどとは違い、ウェブサイトだけではなく、アプリの解析も可能。
そのため、より幅広い視点で、ユーザーの行動が分析できるんです。
ユーザー軸の行動分析
アンプリチュードの最大の特長は『ユーザー軸による行動分析』です。
多くのアナリティクスが採用している「セッション軸」ではなく「ユーザー軸」で、行動の分析をします。
簡単に言えば、ユーザー本来の属性や行動を可視化して、総合的に把握できるということですね。
ぼくの行動パターンは…
分析ツールを使ったデータをもとに、ウェブサイトやアプリの改善点を見つけ出し、より良いサービスが提供できるようになります。
アンプリチュードでできること
アンプリチュードでは、通常のアクセス解析に加えて、ユーザーの行動パターンや傾向の分析を可視化します。
「計画」「実行」「評価」「改善」の4つのプロセスを、すばやく効率的に実現できるんですよ。
- ユーザーイベント集計
- 新規・定着・復帰・休眠ユーザー分類
- マジックナンバー抽出
- ファネル分析
- リテンション分析
- ユーザーのジャーニー集計
- 行動クラスタの分類
- LTV・ARPU・ARPPUの集計
マーケターやプロダクトマネージャーは、ユーザーの行動パターンや傾向を、すぐに理解して「次に何をするべきか」を、正確に判断できます。
アンプリチュードの特長とアナリティクスGA4との違い
アンプリチュードは、ウェブサイトだけではなく、アプリの解析もできることが最大の特長です。
ユーザーの行動が、目に見える形で総合的に把握できますよ。
アンプリチュードの特長
アンプリチュードは、ユーザーの複雑な行動を、簡単かつ効率的に分析できるツールです。
そのため、週単位のユーザー行動分析を、数分単位で実現できるんですって。
早っ!
リアルタイムでデータを収集・分析できるため、素早い判断が可能となります。
誰でも簡単に操作できる
直感的な操作で、素早く簡単に、ユーザー行動の背景にある心理や潜在意識を把握。
そのため、より的確な意思決定ができます。
誰でも操作ができるので、サービスの改善点を見つけやすくなります。
意思決定の迅速化
リアルタイムでのデータ分析により、素早い判断が可能。
市場の変化にも、迅速に対応できます。
カスタマージャーニーの全容を把握
「クリック」「スワイプ」「スクロール」など、ユーザーのすべての行動と、その理由を可視化します。
そして、最適な顧客体験を提供するために、ユーザーの行動パターンを分析。
これにより期待できるのが、顧客満足度の向上です。
イベントトラッキングでは、ページの遷移を伴わない行動(電話ボタンのタップや外部リンクのクリックなど)も、計測できます。
ユーザーインサイトに基づく
顧客体験を提供
ユーザーの行動特定に合わせて、カスタマイズされたサービスを提供し、顧客ニーズに素早く対応。
カスタマージャーニー全体の、リアルタイムデータを追跡・測定が可能となります。
- マーケティングプラットフォーム
- データウエアハウス
- 顧客データプラットフォーム
- デジタルチャンネル
- IoTデバイス
- アトリビューションベンダーなど
アンプリチュードの分析プラットフォームは、さまざまなデータを取り込み、多方面から顧客を把握できます。
ユーザーの行動を正確に把握し、分析することは重要ですよね。
アンプリチュードのベネフィット
アンプリチュードの14種類のチャートを使えば、専門的な知識がなくても、ハイレベルな分析レポートを作成できます。
担当者が自ら簡単に、レポートを閲覧・作成できるので、施策実行から改善までのプロセスが早くなり、サービスの発展に役立ちます。
誰もがデータを見れる
誰もが簡単に分析できる
新入社員でも安心
ある程度自分でできるから、誰かにデータ分析を依頼する必要がなくなり、効率が良くなりますよ。
部署をまたがずに仕事ができる!
アナリティクスGA4との違い
アナリティクスGA4とアンプリチュードは、それぞれ異なる目的に適した、分析ツールです。
現状把握に強みがあり、アクセス解析やインサイト機能を使って、定点観測を行う
アナリティクスGA4は、主にWEBマーケティング領域に適しています。
ユーザー行動の分析に特化しており、課題や仮説に基づいた詳細な行動解析を行う
アンプリチュードは、高度な統計分析やAIを活用し、既存顧客のLTV(顧客生涯価値)向上を目指す、グロースマーケティング領域に適しています。
専門知識不要!簡単に操作できる理由
アンプリチュードは、直感的な操作のみで、分析経験がなくても大丈夫。
専門的な知識がなくても、誰もが瞬時に詳しい分析を行えます。
すべてのデータで、行動分析とAI自動化を統合し、優れたサービスを簡単に構築できるようになっています。
ユーザー行動軸でのペルソナ設定や、ユーザーのリテンション予測なども、AIの技術を使って、すぐに実行できるんですよ。
自動化する
設定が簡単
たった1行のコードで、ベースライン製品レポート、ダッシュボード、グラフを有効にします。
- 製品内で発生したユーザーに関するリアルデータを確認する
- カスタマイズをほとんどせずに、重要な洞察をあきらかに
- コンバージョン、リテンション、機能エンゲージメントの指標を詳しく調べて行動を起こす
探検する
指先で洞察を得る
分析目的に合ったテンプレートを選べば、データ処理を短時間で、効率よく行えます。
- 専門家が作成したテンプレートを使用してすぐに開始できる
- 主要な製品指標にすぐにアクセスできる
- 業界に基づいて分析情報とレポートをカスタマイズできる
分析する
質問を答えに変える
データや分類を知らなくても、製品について質問ができます。
- AIを使用して製品データを分析する
- 質問して即座に洞察を視覚化する
- 自然言語を使用してチャートを作成しカスタマイズする
アンプリチュードの料金プラン
アンプリチュードには、目的に合わせたプランが用意されています。
プラン | 料金 | 内容 |
---|---|---|
スターター | 無料 | 個人・探究者・アーリースタートアップ向けの お試しプラン |
プラス | 月 49ドル~ | 小規模チーム向けの分析・機能フラグ・CDP セッションリプレイを備えたプラン |
グロース | 問合せ | 自動化されたユーザーインサイト・実験 オーディエンス管理により成長を加速させるプラン |
エンタープライズ | 問合せ | 高度なカスタマイズ・自動化・統制によって デジタル戦略を拡張するプラン |
プロダクトの発展に合わせて、機能を追加することもOKです。
すべてのプランに含まれる機能
アンプリチュードのすべてのプランには、以下の機能が含まれています。
適切なユーザーに新しい顧客体験を展開し、モニタリングやリリースが可能
ユーザーの行動を記録し、再生することで視覚的に分析が可能
データの効率的な「収集」「統合」「分析」を通して施策に活用
アンプリチュードを無料で利用する方法
アンプリチュードを無料で利用する方法は、二つあります。
- 公式サイトのスタータープラン
- スタートアップ支援プラン
スタータープラン
公式サイトのスタータープランは、一部機能が制限されますが「名前・メールアドレス・電話番号」を登録するだけで、誰でも使えます。
プランは途中で変更ができるので、まずはお試しでもいいですよね。
スタートアップ支援プラン
スタートアップ支援プランには、条件があります。
- 設立2年以内
- 累計資金調達額5億円以内
- 社員数20人以下
3つの条件を満たすと、グロースプランの機能を、1年間無料で利用できます。
アンプリチュードには、他にも「テック・フォー・ブラック・ファウンダーズ奨学金」「ポートフォリオ企業割引」が用意されています。
いずれも利用条件がありますが、興味のある方は、ぜひご相談を(*’▽’)!
まとめ
アンプリチュードは、ユーザーの行動データを簡単に分析し、AIを活用した予測まで行える強力なツールです。
専門的な知識はいりません。
誰でも短時間で分析ができるので、プロダクトの改善や意思決定に、とても役立ちます。
アンプリチュードを導入すれば、顧客により良いサービスを、素早く届けることができますよね(*^^*)!
まずは、スタータープランから始めてみましょう。
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※2024年10月の情報です。